ヴェルサーチの世界戦略

ところでヴェルサーチという名前のファッションブランドですが、日本では当然ながら「ヴェルサーチ」という名前で呼ばれて親しまれています。

ですが皆さんがもし海外に行って「ヴェルサーチ」と言っても、もしかしたら通用しないかもしれません。相手が理解してくれないかもしれません。これは一体どういうことなのでしょうか。
というのも、ヴェルサーチという名前に関して言えば、そのブランド名及び創業者名の日本での呼称は英語読み [v???s??t?i?] 「ヴァーサーチー」に由来しています。

しかしイタリア語の原音は [ver?sa?t?e] 、敢えてカタカナ表記をするなら、「ヴェルサーチェ」といった発音となります。こうしてみると「ヴェルサーチ」はイタリア語でも英語でもないように思えます。
「ヴェルサーチ」という呼称が定着したのも、日本人のイタリア語に対する無知、及び英語への傾倒があったからでしょう。その結果「ヴェルサーチ」という、英語ともイタリア語とも付かないややもすると奇妙に思える読み方が定着したのです。

広がるヴェルサーチブランド

こうして現在はすっかり世界に広がっているヴェルサーチですが、今後も世界一流のファッションブランドであり続けるべく、ヴェルサーチはブランドの世界戦略を続けています。
ヴェルサーチという魅力あるブランドについて」でも触れましたが、それだけ人気が高いのです。
ここではヴェルサーチの世界戦略について触れてみましょう。

ヴェルサーチの戦略
幅広いビジネス
2000年にヴェルサーチは、オーストラリアはゴールドコーストにパラッツォ・ヴェルサーチ・ホテルをオープンさせました。

このホテルは名前に「ヴェルサーチ」が入っていることからも分かるように、ホテルにヴェルサーチがふんだんに取り込まれています。
ホテルの内装やインテリア等、ホテルの全てがヴェルサーチのデザインです。 2軒目のホテルはドバイにオープンする予定です。また最近は、腕時計の業界にも本格参入を開始しました。
世界不況の影響
ヴェルサーチも世界戦略を進めていく中で、一方でその見直しをも迫られています。2009年に「ヴェルサーチ」の日本法人、ヴェルサーチ・ジャパンは、世界不況のあおりもあって東京・紀尾井町の本店、百貨店内の店舗二店とアウトレット一店の日本国内直営店全4店舗を閉店させました。

かつてぜいたく品の消費世界一を誇り、ファッション業界にとってもドル箱と言われた日本から、ヴェルサーチは事実上撤退したと言えます
。これもある意味バブル経済の後遺症から長い経済低迷にあげく日本を象徴する現象だと言えるでしょう。
ヴェルサーチが手がけるビジネスは本業であるファッション、それにホテル等に限りません。 1980年代中頃には、ヴェルサーチはアメリカの高級車であるリンカーンとタイアップしていました。
そして車の内外装をヴェルサーチが仕上げた「ヴェルサーチ・デザイナー・シリーズ」という自動車を発売していました。

現在は21世紀、ファッションの世界は刻々と変わっています。
ヴェルサーチは一体どんな戦略で、私達をあっと驚かせ、楽しませてくれるのでしょうか。

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Last update:2015/1/15